訪問鍼灸とは、医師の同意のもと健康保険を利用して、鍼灸師が患者様のご自宅や施設まで直接お伺いして痛みの緩和や身体機能の改善・向上を目標に鍼灸治療を行います。
介護保険を利用しての理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が行うリハビリとは異なり、健康保険を利用するため、介護保険の限度枠には影響はありません。
福祉サービスなどを利用されている方でも差し支えなく鍼灸施術を受けることが可能です。
- 1.筋力の維持と低下の予防
- 2.関節拘縮の予防と可動域の回復
- 3.麻痺の改善と悪化予防
- 4.浮腫の予防を悪化予防
- 5.血行障害の改善
”鍼”と聞くと「怖い」「危ない」「痛そう」と想像される方も多いかと思います。
鍼灸治療で一般的に使われている鍼は裁縫針や注射針とは違い、人間の髪の毛みたいに細く、柔らかな鍼を使用するので痛みはほぼ感じません。
鍼は滅菌された使い捨てタイプを使用しており、施術の直前に開封する為、大変衛生的です。
勿論、鍼の使い回しは致しませんので、他の患者さんの病気が感染する心配もありません。
“灸”は直接灸と間接灸にわかれており、皆さんが「熱そう」「火傷をしそう」と思われるのは直接灸の方に分類されます。
当院では火傷による感染症のリスクを抑える為、肌と艾に空間が開いた間接灸と呼ばれるタイプのお灸を主流に使用しておりますので、火傷のリスクは殆んどありません。
