頭痛には大きく分けて一次性頭痛と二次性頭痛があります。
一次性頭痛は「慢性頭痛」とも呼ばれ、明らかな基礎疾患はないが症状が頻繁に起こるような頭痛を指します。二次性頭痛の場合は何らかの疾病が原因であることが大半です。
ここでは、一次性頭痛についてご紹介します。
頭痛の種類と症状
一次性頭痛で代表的なものは緊張型頭痛や片頭痛があり、それぞれ痛みや症状が異なります。
緊張型頭痛
頭の横の筋肉や肩や首の筋肉が緊張することで起きます。筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物が溜まり、その周囲の神経が刺激されて痛みが発生します。
無理な姿勢の維持や長時間のパソコンなどの使用によって目の疲れや倦怠感と一緒に痛みがあらわれ、頭全体に締め付けられるような痛みを感じるといった特徴があります。
頭の痛みだけでなく、首の痛みや肩こり、めまいを伴うこともあります。
片頭痛
脳の血管が何らかの理由で急激に拡張し、周囲の三叉（さんさ）神経が刺激されたことで、発生した炎症物質がさらに血管を拡張してしまい片頭痛を発症します。ストレスから解放された時や女性ホルモンの変動、疲労、光や音の強い刺激なども片頭痛を誘因すると言われています。
脈を打つようなズキズキとした痛みが特徴的で、あまりの痛さで日常生活に支障が出ることもあります。また、強い吐き気を伴うこともあり、痛みは数時間から長いときには3日程度持続します。
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